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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2023年03月 問題29

ブレーキのフェード現象に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

ブレーキ液が沸騰してブレーキの配管内及びホイール・シリンダなどに気泡が生じ、ブレーキの効きが悪くなることをいう。

ブレーキ液に含まれる水分の量が多くなり、ブレーキ液の沸点が低下することをいう。

ブレーキ・パッド又はブレーキ・ライニングが過熱して、材質が一時的に変化し、摩擦係数が下がるため、次第にブレーキの効きが悪くなることをいう。

配管内のエア抜きが不完全なためにブレーキの効きが悪くなることをいう。


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解説

フェード現象とは、連続的にブレーキを使用した際に、摩擦力低下で効きが悪くなる現象です。

下り坂などでブレーキを連続使用すると、ブレーキパッド(ディスクブレーキの場合)やブレーキシュー(ドラムブレーキの場合)といった摩擦材の摩擦面が熱しられ、ガスが発生します。

この発生したガスが摩擦材と金属部分の間に入り込むことで、ガス膜が潤滑剤のような働きを起こして設計通りの摩擦力が発揮できず、ブレーキペダルを踏んでも効かないというような症状になってしまいます。

下り坂などでブレーキを連続使用すると、その摩擦熱がブレーキ液に伝わって、ブレーキ液が沸騰し、気泡が発生します。

気泡が発生すると、ブレーキ・ペダルによって発生した油圧がブレーキ液に伝わらず、ブレーキが効かなくなってしまいます。

これをベーパ・ロック現象です。(vapor 蒸気、オイルも気化します)

(1)(フェード現象とは、)ブレーキ液が沸騰してブレーキの配管内及びホイール・シリンダなどに気泡が生じ、ブレーキの効きが悪くなることをいう。

選択肢(1)は、不適切です。

正しくは以下の通りです

(ベーパ・ロック現象は、)ブレーキ液が沸騰してブレーキの配管内及びホイール・シリンダなどに気泡が生じ、ブレーキの効きが悪くなることをいう。

(2)(フェード現象とは、)ブレーキ液に含まれる水分の量が多くなり、ブレーキ液の沸点が低下することをいう。

選択肢(2)も不適切です。

正しくは以下の通りです

(ベーパ・ロック現象は、)ブレーキ液に含まれる水分の量が多くなり、ブレーキ液の沸点が低下することをいう。

(3)ブレーキ・パッド又はブレーキ・ライニングが過熱して、材質が一時的に変化し、摩擦係数が下がるため、次第にブレーキの効きが悪くなることをいう。

選択肢(3)が適切です。

(4)(フェード現象とは、)配管内のエア抜きが不完全なためにブレーキの効きが悪くなることをいう。

選択肢(4)は、不適切です。

正しくは以下の通りです

(ベーパ・ロック現象は、)配管内のエア抜きが不完全なためにブレーキの効きが悪くなることをいう。

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