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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2023年03月 問題16
前進4段のロックアップ機構付き電子制御式ATの構成部品に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
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解説
(1)ハンド・ブレーキ機構は、ブレーキ・バンド、ディッシュ・プレートなどで構成されている。
選択肢(1)は、不適切です。
バンド・ブレーキ機構は、ブレーキ・バンド、サーボ・ピストンなどで構成されている。
(2)スプラグ式のワンウェイ・クラッチは、インナ・レースとアウタ・レースとの間に設けたローラの働きによって、一定の回転方向にだけ動力が伝えられる。
選択肢(2)も不適切です。
正しくは以下の通りです。
スプラグ式のワンウェイ・クラッチは、インナ・レースとアウタ・レースとの間に設けたスプラグの働きによって、一定の回転方向にだけ動力が伝えられる。
Sprag:車が坂の下方向に転がるのを防ぐため、車輪の下またはスポークの間にかませるくさびまたは横棒
(3)ハンド・ブレーキ機構は、リバース・クラッチ、ドラムを介してフロント・インターナル・ギヤを固定する。
選択肢(3)も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
ハンド・ブレーキ機構は、リバース・クラッチ、ドラムを介してフロント・サン・ギヤを固定する。
(4)ハイ・クラッチは、2種類のプレート(ドライブ・プレートとドリブン・プレート)が数枚交互に組み付けられており、ピストンに油圧が作用すると両プレートが密着するようになっている。
選択肢(4)が、適切です。