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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2023年03月 問題09

全流ろ過圧送式の潤滑装置に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

オイル・フィルタは、オイル・ストレーナとオイル・ポンプの間に設けられている。

トロコイド式オイル・ポンプに設けられたリリーフ・バルブは、エンジンの回転速度が上昇して油圧が規定値に達すると、バルブが閉じる。

ガソリン・エンジンに装着されているオイル・クーラは、一般に空冷式のものが用いられている。

エンジン・オイルは、一般に油温が125℃~130℃以上になると、急激に潤滑性を失う。


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解説

オイル・ストレーナは、エンジン・オイル内の大きな異物を除去するろ過装置のことで、金属製の粗めの金網でオイル・ポンプの吸入口に取り付けられています。

ストレーナもフィルタと同じろ過するものです。

機器の保護を目的として機器の手前に設置する装置を”ストレーナ”、流体そのものの清浄性を高めることを目的とする装置を”フィルタ”と区別することもあります。

ストレーナは、オイル・ポンプを守るためのフィルタ・濾過装置です。

(1)オイル・フィルタは、オイル・ストレーナとオイル・ポンプの間に設けられている。

選択肢(1)は不適切です。

オイル・パンにあるオイルをオイル・ストレーナを介してオイル・ポンプが吸い上げて、オイル・フィルタで濾して、エンジン各部に潤滑させます。

(2)トロコイド式オイル・ポンプに設けられたリリーフ・バルブは、エンジンの回転速度が上昇して油圧が規定値に達すると、バルブが閉じる。

選択肢(2)も不適切です。

正しくは以下の通りです。

トロコイド式オイル・ポンプに設けられたリリーフ・バルブは、エンジン回転速度が上昇して油圧が規定値に達すると、バルブが開く

(3)ガソリン・エンジンに装着されているオイル・クーラは、一般に空冷式のものが用いられている。

選択肢(3)も不適切です。

正しくは以下の通りです。

ガソリン・エンジンに装着されているオイル・クーラは、一般に水冷式のものが用いられている。

(4)エンジン・オイルは、一般に油温が125℃~130℃以上になると、急激に潤滑性を失う。

選択肢(4)が適切です。

エンジン・オイルは冷却水温よりも約10℃程度上が適正とされています。

ラジエータの冷却水は、通常80℃前後を推移するように設計されていますので、90℃前後を推移させるのが理想的です。

しかしながら、外気の状況や走行状態などにより必ずしも90℃で保てると一概には言えません。

自動車メーカーは、概ね120℃を目安として性能を保てるように作っています。

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