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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2023年03月 問題27
ホイール・アライメントに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
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解説
(1)キャンバ・スラストは、キャンバ角が大きくなるに伴って増大する。
選択肢(1)は、適切です。
100円玉など、円盤状の物体を傾けて転がすと、円盤は傾けた方向に曲がっていきます。
このとき、円盤の中心線に直角横向き(内側)に働く力をキャンバ・スラストといいます。
キャンバ・スラストはキャンバ角(車輪の傾き)とともに大きくなります。
(2)キャスタにより、車両の荷重によって車体をもとの水平状態(ホイールを直進状態)に戻そうとする復元力が生まれ直進性が保たれる。
選択肢(2)も適切です。
(3)旋回時に車体が傾斜した場合のキャンバ変化は、独立懸架式ではほとんど変化しないが、車軸懸架式では大きく変化する。
選択肢(3)が不適切です。
正しくは以下の通りです。
旋回時に車体が傾斜した場合のキャンバ変化は、車軸懸架式ではほとんど変化しないが、独立懸架式では大きく変化する。
(4)フロント・ホイールを横方向から見て、キング・ピンの頂部が、進行方向(前進)に対して後方に傾斜しているものをプラス・キャスタという。
選択肢(4)は、適切です。