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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2023年03月 問題34

ギヤ・オイルに用いられる添加剤に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

流動点降下剤は、オイルに含まれる、ろう(ワックス)分が結晶化するのを抑えて、低温時の流動性を向上させる作用がある。

酸化防止剤は、温度変化に対する粘度変化を少なくする作用がある。

油性向上剤は、金属に対する吸着性及び油膜の形成力を向上させ、摩擦係数を減少させる作用がある。

極圧添加剤は、耐圧性の向上、極圧下での油膜切れや摩耗の防止などをする作用がある。


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解説

(1)流動点降下剤は、オイルに含まれる、ろう(ワックス)分が結晶化するのを抑えて、低温時の流動性を向上させる作用がある。

選択肢(1)は、適切です。

流動点降下剤は、低温における潤滑油中のろう分の結晶化を防止し、流動点を低下させ、潤滑油の適用温度範囲を広げます。

酸化防止剤は、温度変化に対する粘度変化を少なくする作用がある。

選択肢(2)が、不適切です。

酸化防止剤は、高温時における酸化を防止し、オイルの寿命を延長させる。

酸化防止剤は、潤滑油の劣化変質を防ぎ、長期間安定した性能を維持させます。

(3)油性向上剤は、金属に対する吸着性及び油膜の形成力を向上させ、摩擦係数を減少させる作用がある。

選択肢(3)は、適切です。

油性向上剤は、耐荷重添加剤の一種で、油性剤、潤滑性向上剤とも呼ばれます。

低荷重下における摩擦面に油膜を形成し、摩擦および摩耗を減少させます。

(4)極圧添加剤は、耐圧性の向上、極圧下での油膜切れや摩耗の防止などをする作用がある。

選択肢(4)も適切です。

極圧添加剤は、金属の二面の間の摩擦、摩耗の減少や、焼付の防止のために潤滑油に加えられる添加剤です。

接触圧力が高い場合、極圧添加剤に含まれる極圧剤自身が熱解、重合し摩擦面に「極圧膜」を生成することにより、摩擦・摩耗を減少させ、焼付きを防止する添加剤です。

【ギヤ・オイル】

2G 登録試験 2023年03月 問題34

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潤滑剤

【エンジン・オイル】

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