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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2024年10月 問題20

電動式パワー・ステアリングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

リング式のトルク・センサでは、インプット・シャフトが磁性体でできており、突起状になっている。

コラム・アシスト式は、ステアリング・ギヤのピニオン部にトルク・センサ及びモータが取り付けられ、ステアリング・ギヤのピニオンに対して補助動力を与えている。

スリーブ式のトルク・センサは、インプット・シャフトの突起部とコイル間の磁力線密度の変化により、操舵力と操舵方向を検出している。

ホールICを用いたトルク・センサは、インプット・シャフトにヨークを配置し、アウトプッ卜・シャフトには多極マグネットが配置されている。


解説

(1)リング式のトルク・センサでは、インプット・シャフトが磁性体でできており、突起状になっている。

選択肢(1)は、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

コイルを用いたスリーブ式のトルク・センサは、インプット・シャフトが磁性体でできており、突起状になっている。

(2)コラム・アシスト式は、ステアリング・ギヤのピニオン部にトルク・センサ及びモータが取り付けられ、ステアリング・ギヤのピニオンに対して補助動力を与えている。

選択肢(2)も不適切です。

正しくは、以下の通りです。

コラム・アシスト式では、ステアリング・シャフトに対してモータの補助動力が与えられる。

(3)スリーブ式のトルク・センサは、インプット・シャフトの突起部とコイル間の磁力線密度の変化により、操舵力と操舵方向を検出している。

選択肢(3)が、適切です。

選択肢(3)は、電動式パワー・ステアリング(EPS)におけるスリーブ式トルク・センサの動作原理を適切に説明しています。

スリーブ式のトルク・センサの一例

【スリーブ式のトルク・センサの一例】

トルク・センサの仕組み

EPSシステムでは、操舵力と操舵方向を正確に検出することが重要です。スリーブ式トルク・センサは、この目的を達成するための効果的な方法の1つです。

センサの構造

検出メカニズム

  1. ステアリング操作時、トーションバーがねじれます。
  2. このねじれにより、インプット・シャフトの突起部(ロータ)が回転します。
  3. ロータの回転に伴い、センサ・スリーブの窓とロータの突起の相対位置が変化します。
  4. この位置変化により、コイル周辺の磁束密度が増減します。

信号出力

利点

このシステムには以下の利点があります:

  1. 高精度:磁気的な検出方式により、微細な変化も捉えることができます。
  2. 応答性:電気的な検出のため、素早い応答が可能です。
  3. 耐久性:機械的な接触が少ないため、長期間の使用に耐えます。

このようなトルク・センサの技術により、EPSシステムは運転者に自然な操舵感覚を提供し、快適な運転体験を実現しています。

(4)ホールICを用いたトルク・センサは、インプット・シャフトにヨークを配置し、アウトプッ卜・シャフトには多極マグネットが配置されている。

選択肢(4)は、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

ホールICを用いたトルク・センサは、インプット・シャフトに多極マグネットを配置し、アウトプッ卜・シャフトにはヨークが配置されている。

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