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複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2024年10月 問題26
図に示す電子制御式ABSの油圧回路において、保持ソレノイド・バルブと減圧ソレノイド・バルブに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。ただし、図の油圧回路は、通常制動時を表す。

解説
一般的な乗用車のABS(アンチロック・ブレーキ・システム)のハイドロニック・ユニットにおけるソレノイド・バルブのデフォルト状態(初期設定)を示します。
- 保持ソレノイドバルブ(ホールド・ソレノイド・バルブ):通常、通電していない(OFF)の状態ではポートが開いたままです。この状態で、ブレーキ・フルードが自由に流れることができます。
- 減圧ソレノイドバルブ(リリース・ソレノイド・バルブ):通電していない(OFF)の状態ではポートが閉じており、ブレーキ・フルードがリリースされません。
この設定は、通常走行中にドライバーがブレーキを踏まない状態での初期状態です。
ABSが作動すると、これらのソレノイド・バルブに通電してオンオフが切り替わり、ブレーキ圧を調整することでタイヤのロックを防ぎます。
このデフォルトをしっかり頭に入れておいて解きます。
(1)保持ソレノイド・バルブは、増圧作動時に通電ONとなり、ポートAを閉じる。
選択肢(1)は、不適切です。
正しくは、以下の通りです。
保持ソレノイド・バルブは、増圧作動時に通電OFFとなり、ポートAを開きます。
(2)保持ソレノイド・バルブは、減圧作動時に通電ONとなり、ポートAを閉じる。
選択肢(2)が適切です。
減圧作動時ですから、マスタ・シリンダからのブレーキ・フルードを受け入れることができないため、ポートを閉じます。
(3)減圧ソレノイド・バルブは、増圧作動時に通電ONとなり、ポートBを開く。
選択肢(3)は、不適切です。
正しくは、以下の通りです。
減圧ソレイド・バルブは、増圧作動時に通電OFFとなり、ポートBを閉じている。
ブレーキをかけているのに、ポートを開いて、リザーバにブレーキ・フルードを戻してはいけません。
(4)減圧ソレノイド・バルブは、保持作動時に通電ONとなり、ポートBを開く。
選択肢(4)も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
減圧ソレノイド・バルブは、保持作動時に通電OFFとなり、ポートBを閉じたままです。