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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2024年10月 問題24

差動制限型ディファレンシャルに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

回転速度差感応式の差動制限力の発生は、ピニオンの歯先とディファレンシャル・ケース内周面との摩擦により行っている。

トルク感応式のへリカル・ギヤを用いたものは、左右輪の回転速度に差が生じた場合、高回転側から低回転側に駆動力が伝えられ、低回転側に大きな駆動力が発生する。

トルク感応式のへリカル・ギヤを用いたものは、ディファレンシャル・ケース内に高粘度のシリコン・オイルが充填されている。

回転速度差感応式に用いられているビスカス・カップリングは、インナ・プレートとアウタ・プレートの回転速度差が小さいほど大きなビスカス・トルクが発生する。


解説

(1)回転速度差感応式の差動制限力の発生は、ピニオンの歯先とディファレンシャル・ケース内周面との摩擦により行っている。

選択肢(1)は、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

ヘリカル・ギヤを用いたトルク感応式では、ピニオンの歯先とディファレンシャル・ケース内周面との摩擦が発生して、高回転側から低回転側に駆動力が伝えられ、低回転側に大きな駆動力が発生する。

(2)トルク感応式のへリカル・ギヤを用いたものは、左右輪の回転速度に差が生じた場合、高回転側から低回転側に駆動力が伝えられ、低回転側に大きな駆動力が発生する。

選択肢(2)は、適切です。

(3)トルク感応式のへリカル・ギヤを用いたものは、ディファレンシャル・ケース内に高粘度のシリコン・オイルが充填されている。

選択肢(3)は、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

回転速度差感応式のビスカス・カップリングには、高粘度のシリコン・オイルが充填されている。

(4)回転速度差感応式に用いられているビスカス・カップリングは、インナ・プレートとアウタ・プレートの回転速度差が小さいほど大きなビスカス・トルクが発生する。

選択肢(4)も不適切です。

正しくは、以下の通りです。

回転速度差感応式に用いられているビスカス・カップリングは、インナ・プレートとアウタ・プレートの回転速度差が大きいほど大きなビスカス・トルクが発生する。

トルク感応型ヘリカル・ギヤ式LSD(Limited Slip Differential)は、ヘリカル・ギアを用いて差動制限トルクを発生させるメカニズムを持っています。

このタイプのLSDは、ピニオン・ギアとサイド・ギアのかみ合いによって生じる摩擦力を利用して、左右の車輪の差動を制限します。

車がカーブを曲がるとき、内側のタイヤと外側のタイヤは異なる速度で回転する必要があります。この回転差が「差動」です。

ヘリカル・ギヤが、この差動を制限するために発生させる力が、差動制限力です。

ヘリカル・ギヤ式LSDは、左右のタイヤにかかるトルクの差に反応して作動するため、トルク感応型と言われます。

左右のタイヤにかかるトルク差が大きくなるほど、ヘリカル・ギヤのねじれも大きくなり、結果として差動制限力も大きくなります。

ヘリカル・ギアの特徴と動作原理:

このメカニズムにより、ヘリカルLSDはトルク差に応じた差動制限を行い、特にスポーツカーなどで安定した駆動力を発揮することができます。 このような特性から、ヘリカルLSDは街乗りでも扱いやすく、必要なシーンではしっかりと差動制限をかけられるため、多くのスポーツタイプの車に採用されています。

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