整備士ドットコム
Jidoshaseibishi.com
複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2024年10月 問題22
サスペンションのスプリングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
解説
(1)金属スプリングを用いた自動車のボデーの上下方向の固有振動数は、荷重が減少すると大きく、増加すると小さくなる。
選択肢(1)が適切です。
自動車のサスペンションの金属スプリングの固有振動数(つまりボデーの上下方向の振動数)は、荷重の増減によって変化します。スプリングの固有振動数 \( f \) は、以下のように質量 \( m \) とスプリング定数 \( k \) で表されます。
\[ f = \frac{1}{2\pi} \sqrt{\frac{k}{m}} \]
この式から、スプリングにかかる荷重が減少して(質量 \( m \) が小さくなって)いくと、固有振動数 \( f \) は大きくなります。逆に、荷重が増加して(質量 \( m \) が大きくなって)いくと、固有振動数 \( f \) は小さくなります。
したがって、荷重が減少すると振動数が大きくなり、増加すると振動数が小さくなる、という記述は適切です。
(2)ばね定数が大きいスプリングは、小さいスプリングに比べてばねが柔らかい。
選択肢(2)は、不適切です。
正しくは、以下の通りです。
ばね定数が大きいスプリングは、小さいスプリングに比べてばねが硬い。
(3)エア・スプリングは、金属スプリングと比較して、荷重の変化に対してばね定数が自動的に変化するので、固有振動数は荷重の増加に比例して大きくなる。
選択肢(3)も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
エア・スプリングは、金属ばねと比較して、荷重の増減に応じてばね定数が自動的に変化するため、固有振動数をほぼ一定に保つことができる。
(4)エア・スプリングのばね定数は、荷重が増加するとレベリング・バルブの作用により小さくなる。
選択肢(4)も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
エア・スプリングのばね定数は、荷重の増減に応じて自動的に変化するため、荷重の増減に関係なく、固有振動数をほぼ一定に保つことができる。