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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2024年10月 問題16

前進4段のロックアップ機構付き電子制御式ATのストール・テストに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

エンジンの回転速度が各レンジとも等しく、かつ、基準値内にあれば正常である。

すべてのレンジでエンジンの規定回転速度より高い場合には、ステータのワンウェイ・クラッチの作動不良(滑り)が考えられる。

特定のレンジのみがエンジンの規定回転速度より高い場合には、エンジン出力不足が考えられる。

各レンジのエンジンの回転速度は等しいが、全体的に低い場合には、フォワード・クラッチの滑りが考えられる。


解説

(1)エンジンの回転速度が各レンジとも等しく、かつ、基準値内にあれば正常である。

選択肢(1)が適切です。

ガソリン車の前進4段ロックアップ機構付き電子制御式オートマチック・トランスミッション(AT)のストール・テストにおいて、各レンジ(通常DレンジやRレンジなど)でエンジン回転速度が等しく、かつ基準値内に収まっている場合、トルクコンバータやATの各部に異常がないと判断され、正常とみなされます。

ストール・テストは、エンジンの最大回転数を確認し、トルク・コンバータの滑りやクラッチの状態を点検する方法です。回転数が基準値を逸脱している場合、トルク・コンバータやトランスミッションの不具合が疑われます。

(2)すべてのレンジでエンジンの規定回転速度より高い場合には、ステータのワンウェイ・クラッチの作動不良(滑り)が考えられる。

選択肢(2)は、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

すべてのレンジでエンジンの規定回転速度より高い場合には、オイル・ポンプの不良やATFの不足による、ライン・プレッシャの低下が考えられる。

(3)特定のレンジのみがエンジンの規定回転速度より高い場合には、エンジン出力不足が考えられる。

選択肢(3)も不適切です。

正しくは、以下の通りです。

特定のレンジのみがエンジンの規定回転速度より高い場合には、プラネタリ・ギヤ・ユニットの中の該当するクラッチ、ブレーキ及びブレーキ・バンドなどの滑り、同系統のATF漏れが考えられる。

(4)各レンジのエンジンの回転速度は等しいが、全体的に低い場合には、フォワード・クラッチの滑りが考えられる。

選択肢(4)も不適切です。

正しくは、以下の通りです。

各レンジのエンジンの回転速度は等しいが、全体的に低い場合には、エンジンの出力不足、ステータのワンウェイ・クラッチ作動不良(滑り)が考えられる。

【例】

Transmission stall test

エンジンを始動し、Dレンジに操作し、ブレーキ・ペダルを踏んだまま、アクセル・ペダルを全開のとき、エンジン回転速度は2,300rpmでした。

Transmission stall test

これは、別のクルマのデータです。

Dレンジだけ、ストール速度が高いです。

オートマチック・トランスミッションのワンウェイ・クラッチが滑りを起こしていました。

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