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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2024年10月 問題15

電子制御式燃料噴射装置のセンサに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

ホール素子式のスロットル・ポジション・センサは、スロットル・バルブ開度の検出にホール効果を用いて行っている。

バキューム・センサは、インテーク・マニホールド圧力が高くなると出力電圧は大きくなる特性がある。

ジルコニア式O2センサは、比較電圧よりもO2センサの出力が高いときは理論空燃比より小さい(濃い)と判定し、逆に出力が低いときは理論空燃比より大きい(薄い)と判定する。

磁気抵抗素子式のカム角センサは、磁気抵抗素子の前面にシグナル・ロータの凸部があるときには、磁気抵抗素子を通る磁束成分が最も多く抵抗値が最大となる。


解説

(1)ホール素子式のスロットル・ポジション・センサは、スロットル・バルブ開度の検出にホール効果を用いて行っている。

選択肢(1)は、適切です。

ガソリン・エンジンの電子制御式燃料噴射装置では、ホール素子式のスロットル・ポジション・センサ(TPS)がスロットルバルブの開度を検出するためにホール効果を利用しています。ホール効果により、スロットルバルブの位置を電気信号に変換し、その信号をECU(エンジンコントロールユニット)が受け取ることで、最適な燃料噴射量を制御します。この仕組みによって、より効率的なエンジン制御が可能となります。

(2)バキューム・センサは、インテーク・マニホールド圧力が高くなると出力電圧は大きくなる特性がある。

選択肢(2)も適切です。

ガソリン自動車の電子制御式燃料噴射装置において、バキュームセンサ(通常はマニホールド絶対圧センサ、MAPセンサ)は、インテーク・マニホールド圧力が高くなると出力電圧が大きくなる特性を持っています。

具体的には、インテーク・マニホールド圧力が増加すると、センサ内のブリッジ回路がバランスを崩し、出力電圧が上昇します。ECUはこの出力電圧を基にエンジン負荷を判断し、燃料噴射量を最適に調整します。

(3)ジルコニア式O2センサは、比較電圧よりもO2センサの出力が高いときは理論空燃比より小さい(濃い)と判定し、逆に出力が低いときは理論空燃比より大きい(薄い)と判定する。

選択肢(3)も適切です。

ジルコニア式O₂センサ(酸素センサ)は、排気ガス中の酸素濃度を検出し、理論空燃比に対して燃料が濃いか薄いかを判断するために使われます。

具体的には、以下のように判定されます:

ジルコニア式O₂センサは、この出力電圧の変化をもとにECUが燃料噴射量を調整し、理論空燃比(ストイキオメトリックレシオ stoichiometric ratio)に近づけるためのフィードバック制御を行います。

(4)磁気抵抗素子式のカム角センサは、磁気抵抗素子の前面にシグナル・ロータの凸部があるときには、磁気抵抗素子を通る磁束成分が最も多く抵抗値が最大となる。

選択肢(4)が不適切です。

正しくは、以下の通りです。

磁気抵抗素子式のカム角センサは、磁気抵抗素子の前面にシグナル・ロータの凹部があるときには、磁気抵抗素子を通る磁束成分が最も多く抵抗値が最大となる。

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