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複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2024年10月 問題08
全流ろ過圧送式の潤滑装置に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
解説
(1)オイル・フィルタは、オイル・ストレーナとオイル・ポンプの間に設けられている。
選択肢(1)は、不適切です。
正しくは、以下の通りです。
オイル・パンにあるオイルをオイル・ストレーナを介してオイル・ポンプが吸い上げて、オイル・フィルタで濾して、エンジン各部に潤滑させます。
全流ろ過圧送式の潤滑装置では、以下のようにオイルが循環します:
- オイル・パンに溜まっているオイルを、オイル・ポンプが吸い上げます。
- このオイルはまずオイル・ストレーナを通過し、大きな異物や汚れが除去されます。
- 続いて、吸い上げられたオイルはオイル・フィルタに送られ、より細かい汚れが除去されます。
- フィルタを通過したオイルは、エンジン各部に供給され、潤滑・冷却の役割を果たします。
この仕組みにより、エンジン内部の摩擦が減少し、パーツの寿命が延びるとともに、エンジンの性能も安定します。
(2)トロコイド式オイル・ポンプに設けられたリリーフ・バルブは、エンジンの回転速度が上昇して油圧が規定値に達すると、バルブが閉じる。
選択肢(2)も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
トロコイド式オイル・ポンプに設けられたリリーフ・バルブは、エンジン回転速度が上昇して油圧が規定値に達すると、バルブが開く。
(3)ガソリン・エンジンに装着されているオイル・クーラは、一般に空冷式のものが用いられている。
選択肢(3)も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
ガソリン・エンジンに装着されているオイル・クーラは、一般に水冷式のものが用いられている。
(4)エンジン・オイルは、一般に油温が125℃~130℃以上になると、急激に潤滑性を失う。
選択肢(4)は、適切です。
125℃~130℃はエンジン・オイルにとって比較的高温の領域であり、オイルの種類によってはこの温度を超えると性能劣化が進みます。
近年の高品質エンジン・オイル(特に合成油)は、この範囲の温度でも潤滑性をある程度維持できるよう設計されているものもあります。
一般的に、ガソリン・エンジンでの最適なオイル温度は80℃~100℃程度とされ、それを超えると酸化が進みやすくなり、粘度低下や潤滑性能の低下が生じることがあります。したがって、オイル温度の適切な管理は依然として重要です。