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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2025年10月 問題21

アクスル及びサスペンションに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
(1) 全浮動式の車軸懸架式リヤアクスルは、アクスル・ハウジングだけでリヤ・ホイールに掛かる荷重を支持している。
(2) 独立懸架式サスペンションは、左右のホイールが独立して別々に揺動でき、ホイールに掛かる荷重をサスペンション・アームで支持している。
(3) ローリングとは、ボデー・フロント及びリヤの縦揺れのことである。
(4) 一般にロールセンタは、 車軸懸架式のサスペンションに比べて、独立懸架式のサスペンションの方が低い。

解説

(1)全浮動式の車軸懸架式リヤアクスルは、アクスル・ハウジングだけでリヤ・ホイールに掛かる荷重を支持している。

選択肢(1)は、適切です。

全浮動式リヤアクスルとは?


        【アクスル・ハウジング(車軸管)】

全浮動式(フルフローティング)とは、車両の荷重をアクスル・ハウジング(軸受けの筒・車軸管)だけで支える構造のことです。

つまり、アクスル・シャフト(駆動軸・車軸)は荷重を支える役割を持たず、駆動力の伝達のみに専念します。


              【全浮動式リヤアクスル】

構造の特徴

  1. アクスル・シャフトの両端がベアリングで支持されているため、シャフト自体に曲げ応力がかかりません。
  2. ホイールはアクスル・ハウジングに直接取り付けられるため、車両の重量はハウジングが受け持ちます。
  3. アクスル・シャフトはハウジングの中を通り、デファレンシャルからホイールへ駆動力を伝えるだけ。

メリット

半浮動式との違い

半浮動式では、アクスル・シャフトが荷重と駆動力の両方を支えるため、シャフトに曲げ応力がかかり、耐久性はやや劣ります。

乗用車では軽量化やコスト面から半浮動式が使われることもあります。

(2)独立懸架式サスペンションは、左右のホイールが独立して別々に揺動でき、ホイールに掛かる荷重をサスペンション・アームで支持している。

選択肢(2)も適切です。

独立懸架式サスペンションは、左右の車輪がそれぞれ独立して上下に動き(揺動)、路面の凹凸の影響が相手側に伝わりにくく、接地性や乗り心地が良いのが特徴で、サスペンション・アーム(コントロール・アームなど)で荷重を支持します。

これは、車軸で左右が繋がっている「車軸懸架式(リジッドアクスル)」とは対照的です。

 

(3)ローリングとは、ボデー・フロント及びリヤの縦揺れのことである。

選択肢(3)が不適切です。

正しくは以下の通りです。

ローリングとは、ボデーの横揺れのことである。

ピッチングとは、ボデー・フロントおよびリヤの縦揺れのことである。

(4)一般にロールセンタは、 車軸懸架式のサスペンションに比べて、独立懸架式のサスペンションの方が低い。

選択肢(4)は、適切です。

一般的に、独立懸架式(Independent Suspension)のサスペンションは、車軸懸架式(Rigid Axle Suspension)に比べてロールセンターが低く設定される傾向があります。

これは、独立懸架が左右のホイールの動きを独立させることで、路面追従性や乗り心地(特に旋回時のローリング抑制)を向上させる設計の副次的な結果として、ロールセンターが低くなり、より安定した挙動をもたらすためです。

 

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