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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2022年10月 問題07

電子制御装置に用いられるスロットル・ポジション・センサに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

ホール素子式のスロットル・ポジション・センサは、スロットル・バルブ開度の検出にホール効果を用いて行っている。

スロットル・ボデーのスロットル・バルブと同軸上に取り付けられている。

センサ信号は、燃料噴射量、点火時期、アイドル回転速度などの制御に使用している。

ホール素子に加わる磁束の密度が小さくなると、発生する起電力は大きくなる。


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解説

(1)ホール素子式のスロットル・ポジション・センサは、スロットル・バルブ開度の検出にホール効果を用いて行っている。

選択肢(1)は適切です。


【図1 スロットル・ポジション・センサTPSはスロットル・ボデーに取り付けられていて、スロットル・シャフトの回転角に応じた電圧をエンジンECUに出力します。エンジンECUはセンサからの電圧によってスロットル・バルブの開度を検知してスロットル・コントロール・サーボのフィードバック制御を行います】


【図2 スロットル・シャフトに固定された永久磁石、磁束密度に応じた電圧を出力するホール素子及び永久磁石からの磁束を効率的にホール素子に導くステータなどで構成されています】


【図3 ホール素子を通過する磁束密度と出力電圧は比例関係にあります。また出力にはTPS(メイン)とTPS(サブ)の2系統がありエンジンECUに出力されます。スロットル・バルブが回転するとメインとサブの出力電圧が変化するので、これによりエンジンECUは実スロットル開度を検知する様になっています。(メインとサブの出力電圧の差からスロットルの開度角度を計算して算出します)】

(2)スロットル・ボデーのスロットル・バルブと同軸上に取り付けられている。

選択肢(2)も適切です。

(図1を参照)

(3)センサ信号は、燃料噴射量、点火時期、アイドル回転速度などの制御に使用している。

選択肢(3)も適切です。

(4)ホール素子に加わる磁束の密度が小さくなると、発生する起電力は大きくなる。

選択肢(4)が不適切です。

正しくは、以下の通りです。

ホール素子に加わる磁束の密度が大きくなると、発生する起電力は大きくなる。

(図3参照)ホール素子を通過する磁束密度と出力電圧は比例関係にあります。

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