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複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2022年10月 問題10
図に示す論理回路用の電気用図記号として、下の(イ)と(ロ)の組み合わせのうち、適切なものはどれか。
解説
(イ)が$\ce{AND}$で(ロ)が$\ce{NOR}$です。
シンボルの一覧を示します。
$\ce{OR}$は、$\ce{≧}$(大なり(または)イコール)で表します。
ちなみに、$\ce{≦}$は「小なり(または)イコール」ですね。
とにかくは、間違ることなく$\ce{OR}$マークは、大なり(または)イコール印と覚えましょう。
四角の右の丸が$\ce{NOT}$で表します。
$\ce{OR}$の箱の右に丸があれば$\ce{NOT}$です。
ゆえに合成すると、
$\ce{NOT + OR → NOR}$となります。
大なり(または)イコール印は、欧米文では$\ce{≥ }$あるいは$ \geqslant$を使います。
上の図は欧米版です。
入出力関係を示します。
【試験に出ないはなし】
論理和($\ce{OR}$)の意味は、 $a$または$b$が真の場合「真」です。
(「$a$または$b$のいずれか(または両方)が真であるときに真となる」こと)
普通の大なりイコール$\ce{a≧b}$は、$a$は$b$より大なり(または)イコールという意味です。
デジタル回路の世界では、”真”を"1"で対応させた場合、
$a$または$b$が真(1)の場合「真(1)」である結果のことを$a≧b$で表すとしています。
ゆえに論理和($\ce{OR}$)の”または”の意味を、$a$または$b$が真(1)の場合「真(1)」であるの”または”の部分を利用させてもらって、$\ce{OR}$のことを$≧1$と表すようになったものと推測しています。
簡単にいえば、$\ce{≧}$は、$\ce{>}$ または $\ce{=}$ の二つの意味を含んでいるため、$\ce{≧}$は$\ce{OR}$を表すのに最適と言えるかもしれません。