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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2022年10月 問題01

ピストン及びピストン・リングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

コンプレッション・リングは、シリンダ壁面とピストンとの間の気密を保つ働きと、燃焼によりピストンが受ける熱をシリンダに伝える役目をしている。

ピストン・ヘッド部には、騒音の低減を図るため、バルブの逃げを設けている。

バレル・フェース型のピストン・リングは、しゅう動面がテーパ状になっており、シリンダ壁面と線接触するため、なじみやすく気密性が優れている。

ピストン・スカート部に条こん(すじ)仕上げをし、さらに樹脂コーティング又はすずめっきを施しているのは、混合気に渦流を発生させるためである。


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解説

(1)コンプレッション・リングは、シリンダ壁面とピストンとの間の気密を保つ働きと、燃焼によりピストンが受ける熱をシリンダに伝える役目をしている。

選択肢(1)が適切です。

コンプレッション・リングは、燃焼ガスや混合気がクランクケースへと漏れないように防ぐ働きをするピストン・リングです。

完全な気密と摩耗の軽減のために基本的にコンプレッション・リングは2本使用され、ピストンの頭側からトップやセカンドなどと呼ばれています。

コンプレッション・リングは、複数個あるピストン・リングのうち、オイル・リング以外のピストン・リングのことをいいます。

(2)ピストン・ヘッド部には、騒音の低減を図るため、バルブの逃げを設けている。

選択肢(2)は、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

ピストン・ヘッド部にバルブの逃げを設けることで、圧縮圧力を高めている。

(3)バレル・フェース型のピストン・リングは、しゅう動面がテーパ状になっており、シリンダ壁面と線接触するため、なじみやすく気密性が優れている。

選択肢(3)も不適切です。

正しくは、以下の通りです。

テーパ・フェース型のピストン・リングは、しゅう動面がテーパ状になっており、シリンダ壁面と線接触するため、なじみやすく気密性が優れている。

(4)ピストン・スカート部に条こん(すじ)仕上げをし、さらに樹脂コーティング又はすずめっきを施しているのは、混合気に渦流を発生させるためである。

選択肢(4)も不適切です。

正しくは、以下の通りです。

ピストン・スカート部に条こん(すじ)仕上げをし、更に樹脂コーティング又はすずめっきを施してオイルの保持を高め、初期なじみの向上、ピストンの焼き付き防止、騒音、摩擦等の低減を図っている。

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