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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2022年10月 問題09

点火順序が1-5-3-6-2-4の4サイクル直列6シリンダ・エンジンに関する次の文章の(イ)と(ロ)に当てはまるものとして、下の組み合わせのうち、適切なものはどれか。

第6シリンダが吸入下死点にあり、この位置からクランクシャフトを回転方向に回転させ、第3シリンダのバルブをオーバラップの上死点状態にするために必要な回転角度は(イ)である。 その状態から更にクランクシャフトを回転方向に180°回転させたとき、圧縮行程途中にあるのは(ロ)である。

(イ)420°(ロ)第3シリンダ

(イ)540°(ロ)第1シリンダ

(イ)420°(ロ)第5シリンダ

(イ)540°(ロ)第6シリンダ


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解説

この問題の注意点は、”第3リンダのバルブをオーバラップの上死点状態にするために必要な回転角度”とありますが、”オーバラップの上死点”=”排気上死点”だという点です。

このサイトでは亀の甲の方式で解いています。

さて、第6シリンダーが吸気下死点(吸下)旧6  の状態から、第3シリンダが排気上死点(排上)になるには、アナログ時計の回転方向に420°(120°×3+60°)回転さればよいことになります。

下図では、第6シリンダが吸気下死点(吸下)のとき、第3シリンダ(旧3)は圧縮行程です。

この状態から第3シリンダが、排気上死点(排上)になるようにクランクシャフトの回転方向に420°(120°×3+60°)回転させた位置を新3としるしました。

したがって、(イ)の空欄は420°となります。

次は、 その状態から更にクランクシャフトを回転方向に180°(120°+60°)回転させます。

このとき上の図から、圧縮行程途中にあるのは第5シリンダになっています。

したがって、(ロ)の空欄は第5シリンダとなります。

最近のバルブタイミングの問題は出題傾向が明らかに変わりました。

以前は、クランクシャフトを回転させるとき、120°の倍数の問題がほとんどでした。

この問題のように、180°回転させる問題へと出題傾向が変化しました。

しかし、なんの心配はいりません。

180°回転のときは、120°+60°で対処すれば、いつもの六角形・亀の甲作戦は利用できます。

バルブタイミング(4気筒)

バルブタイミング(6気筒)

バルブタイミング(8気筒)

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