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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2022年10月 問題02

エンジンの性能に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

体積効率と充填効率は、平地ではほとんど同じであるが、高山など気圧の低い場所では差を生じる。

平均有効圧力は、行程容積を1サイクルの仕事で除したもので、排気量や作動方式の異なるエンジンの性能を比較する場合などに用いられる。

熱効率のうち図示熱効率とは、理論サイクルにおいて仕事に変えることのできる熱量と、供給する熱量との割合をいう。

実際にエンジンのクランクシャフトから得られる動力を図示仕事率という。


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解説

(1)体積効率と充填効率は、平地ではほとんど同じであるが、高山など気圧の低い場所では差を生じる。

選択肢(1)が適切です。

充填効率は、体積効率と同じくエンジンの吸気効率を示す尺度・指標です。

体積効率は、エンジンがおかれた状況下の大気密度から行程容積分の空気質量を算出し求めます。

それに対して充填効率は、標準状態の大気密度から行程容積分の空気質量を算出し求めます。

体積効率は、現場での吸気効率で、充填効率は研究室での吸気効率のような感じです。

(2)平均有効圧力は、行程容積を1サイクルの仕事で除したもので、排気量や作動方式の異なるエンジンの性能を比較する場合などに用いられる。

選択肢(2)は、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

平均有効圧力は、1サイクルの仕事を行程容積で除したもので、排気量や作動方式の異なるエンジンの性能を比較する場合などに用いられる。

(3)熱効率のうち図示熱効率とは、理論サイクルにおいて仕事に変えることのできる熱量と、供給する熱量との割合をいう。

選択肢(3)も、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

図示熱効率とは、シリンダ内の作動ガスがピストンに与えた仕事を熱量に換算したものと、供給した熱量との割合をいう。

理論熱効率とは、理論サイクルにおいて仕事に変えることのできる熱量と、供給する熱量との割合をいう。

選択肢(3)の問題は、上の二つの文の主語を入れたものであることがわかります。

(4)実際にエンジンのクランクシャフトから得られる動力を図示仕事率という。

選択肢(4)も、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

実際にエンジンのクランクシャフトから得られる動力を正味仕事率又は軸出力という。

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