整備士ドットコム
Jidoshaseibishi.com
複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。Advertisement
2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2022年10月 問題19
電動式パワー・ステアリングに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
Advertisement
解説
(1)コイルを用いたスリーブ式のトルク・センサは、インプット・シャフトが磁性体でできており、突起状になっている。
選択肢(1)は適切です。
(2)コラム・アシスト式では、ステアリング・シャフトに対してモータの補助動力が与えられる。
選択肢(2)も適切です。
(3)トルク・センサは、操舵力と操舵方向を検出している。
選択肢(3)も適切です。
(4)ラック・アシスト式では、ステアリング・ギヤのピニオン部にトルク・センサ及びモータが取り付けられている。
選択肢(4)が不適切です。
正しくは、以下の通りです。
ピニオン・アシスト式では、ステアリング・ギヤのピニオン部にトルク・センサ及びモータが取り付けられている。
ラック・アシスト式電動式パワー・ステアリングは、パワーアシスト機構をタイヤ車軸のラック上に配置する構造になっています。
ラック・アシスト式は、タイロッドを介してステアリング・ラックに生じた摺動力(ラックを推す力)を、ステアリング・ラック軸上に設置したアシスト装置で受けることで、高い剛性感を有することが特徴です。
エンジン・ルームにスペースの余裕があり、車両重量が大きくて操舵性能が要求される中型車~大型車に適しています。