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複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2025年03月 問題12
自動車の排気ガスに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
(1)NOx の発生は、理論空燃比付近で最大となり、 それより空燃比が小さい(濃い)場合や大きい(薄い)場合は急激に低下する。
選択肢(1)は、適切です。

理論空燃比とは、燃料と空気が過不足なく反応する比率のことです。
ガソリン・エンジンでは、理論空燃比(14.7対1)に近づけることで、燃費の改善や排気ガスの浄化などの効果が期待できます。
ガソリン・エンジンのNOx(窒素酸化物)は、燃料に含まれる窒素化合物や空気中の窒素が高温燃焼時に酸化されることで発生します。
(2)空気の供給不足などにより燃料が不完全燃焼したときの CO は、 「2C+O2 = 2 CO」 のように発生する。
選択肢(2)も、適切です。
酸素不足で炭素$\ce{C}$が不完全燃焼すると一酸化炭素$\ce{CO}$が発生します。
$\ce{2C + O2 → 2CO}$
炭素$\ce{C}$は十分な酸素で完全に燃焼して二酸化炭素$\ce{CO2}$を生成します。
$\ce{C + O2 → CO2}$
一酸化炭素$\ce{CO}$は、燃焼後に二酸化炭素$\ce{CO2}$を生成します。
$\ce{2CO + O2 → 2CO2}$
(3)クエンチング・ゾーン(消炎層)にある燃え残りの混合気は、排気行程中にピストンにより押し出されて未燃焼ガスとして排出される。
選択肢(3)も適切です。
クエンチング・ゾーンとは、シリンダ・ヘッドの燃焼室やピストンとシリンダ・ヘッドの隙間で、火炎が伝播したときに冷却により火が消える領域です。
火炎が伝播したときに冷却により火が消えることで、燃焼室内の燃焼が安定し、エンジン性能の向上につながります。
(4)CO2濃度は、理論空燃比付近で最小となり、それより空燃比が大きい(薄い)領域では増加する。
選択肢(4)が不適切です。
正しくは、以下の通りです。
CO2濃度は、理論空燃比付近で最大となり、それより空燃比が大きい(薄い)領域では低下する。
