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複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2025年03月 問題30
ホイール・アライメントに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
(1)キャスタにより、車両の荷重によって車体をもとの水平状態(ホイールを直進状態) に戻そうとする復元力が生まれ直進性が保たれる。
選択肢(1)は、適切です。
車両荷重によるキャスタの復元力とは、キャスタ角によって生じるステアリング・ホイールの自発的な戻り動作です。
キャスタ角は、キングピン軸(前輪の回転軸)が上部で後方に傾いている状態を指し、これが路面からの反力と組み合わさることで、ハンドルを切った後に直進状態に戻ろうとする力を生じさせます。
キャスタ角とは、車を横から見た時のキングピン(前輪の回転軸)の角度です。
この角度によって、車輪が直進方向に戻ろうとする力が生じます。
タイヤは路面と接触して摩擦力を発生させます。
この摩擦力によって、ハンドルを切って変形したタイヤは、元の形に戻ろうとする力(復元力)を生み出します。
これらの力が組み合わさることで、ハンドルを切った後、車は自然に直進状態に戻ろうとします。
この復元力は、運転の際に直進安定性を維持し、ハンドル操作を楽に行うために重要な役割を果たしています。
(2)キャンバ・スラストは、キャンバ角が大きくなるに伴って増大する。
選択肢(2)も適切です。
キャンバ・スラストとは、傾斜のあるタイヤが路面と接触する際に発生する、タイヤの傾斜方向に働く横方向の力のことで、直進走行時の安定性や旋回性能に影響を与えます。
キャンバ角が大きくなるほど、キャンバ・スラストも大きくなります。
(3)フロント・ホイールを横方向から見て、 キングピンの頂部が、 進行方向 (前進)に対して後方に傾斜しているものをプラス・キャスタという。
選択肢(3)も適切です。
四輪車の前輪におけるプラス・キャスタとは、キングピン軸(ステアリング軸)の頂部が進行方向に対して後方に傾いている状態を指します。
これは、直進安定性を向上させ、ハンドルを直進状態に戻す力を高める効果があります。
(4)旋回時に車体が傾斜した場合のキャンバ変化は、独立懸架式ではほとんど変化しないが、 車軸懸架式では大きく変化する。
選択肢(4)が不適切です。
正しくは以下の通りです。
旋回時に車体が傾斜した場合のキャンバ変化は、車軸懸架式ではほとんど変化しないが、独立懸架式では大きく変化する。